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怪しげな創作メモ的な。版権・オリジナル、何でもあり。 このブログを見た後や同窓で公式サイトを見るのはご遠慮ください。
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先輩からネタ頂きましたあざーっす。

ぷりくあ6人目候補、増子美香。きっと、そうだと思う。
でもそうじゃなければ敵に回るかな。

そんな訳で、もしも美香が敵に回ったら、というイフストーリーで。


苦しんでいる、顔が見えた。
「・・・え?」
「っあ・・・っ」
苦しげな、貴方の声。そして、苦しげな、貴方の顔。
「何で・・・?」
貴方の首元には、私の手。
「なっ・・・ナッツ様!!!!!」
そう叫ぶと、苦しそうな顔が一瞬こちらを向いた。僅かに微笑む、ナッツ様。
「どうして・・・どうして?!」
「あっ、うっ・・・」
声を出そうとしているけれど、私の手のせいで声は出ない。
「離さないと・・・」
そう言っても、私の手はナッツ様の首から離れない。それどころか、ぎりぎりとを絞めてゆく。
「やめて!!!やめて!!!!!」
叫んでも手の力が抜けることはない。私の手なのに、私のものではないようだ。
その時、私の中に、黒い何かが巡った。

―――コロセ

「やっ・・・!!!」
その瞬間、手から力が抜けてナッツ様は後ろに下がった。けほけほと苦しそうなナッツ様の咳が部屋に響く。
「あっ、わ、わた・・・私・・・」
何で、私が?

―――コロセ

「っ?!」
「・・・どうした?」
ナッツ様が、心配そうに私に近付いた。
やめて、
「いや・・・」
「え?」
「近付かないで・・・」
だめ、こないで。
「顔色が―――!!!」
言葉を続けようとしたナッツ様は驚きの表情だった。
「額―――」
ナッツ様の後ろにあった鏡で、私の顔が映っていた。

私の額には、黒い印が刻まれていた。

「ナイトメアの・・・刻印―――」
「え・・・?」
その瞬間、私の体は制御が出来なくなった。ナッツ様に向かって走り、傍にあったネックレスを掴んでいた。
「なっ!?」
ネックレスを首に巻いて、強く強く縛る。
「ぐあっ!?」
「いやっ、いやあぁ!!!!!」
自分の意志で制御できない、体。けれど、私は体を動かそうとした。
せめて、せめてこの人の首からこれを外さないと!!!
そう思って、少しずつ、ナッツ様の首に締められていたネックレスを弱くする。その瞬間、体に激痛が走った。
「ああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
「?!」
まるで、壊されるかのような感覚。
―――コロサナイノナラ、死ネ
頭の中で、黒い声が響く。嫌だ、死にたくない。でも、でも―――
この人が死ぬのも、いや。
体の中に、いる黒い何かが私を締め上げる。その痛みが、私を苦しめる。
嫌だ、嫌だ、嫌だ――――
「美香―――――」
赤い、ピン。

「お前に、似合うと思う。」
ある日、店に取材に来た私に、貴方が始めてくれたもの。
「これは・・・?」
「新作だ。いつも取材にきてもらっている・・・お礼、だ。」
照れくさそうな、貴方の顔。
「いいん・・・ですか?」
「ああ。受け取ってくれ。」
無表情な貴方の顔が、赤く染まっている。とても、とても素敵な表情。
絶対お客さんには見せない、そんな表情を私だけが見れる。
「ありがとうございます、ナッツ様!」

赤い、ピン。
「―――美香」
言葉が、途切れた。
目の前にいる、貴方の胸に、静かに刺された、赤いピン。
「あ・・・」
「うっ・・・ぁ・・・」
そして、貴方が落ちる。
「な・・・つ・・・あ・・・・・・、ナッツ様!!!!!!!」
赤い、ピンのような剣。それは貴方を深く貫いていた。
「ナッツ様!!!!!ナッツ様!!!!!!!!」
叫んで、揺らしても反応がない。
虚ろな瞳は宙を見ている。
「いや・・・いやぁぁ!!!!ナッツ様!!!!!!」
「・・・み・・・か・・・」
弱々しい、貴方の声。
「な・・・っつ・・さま・・・」
「み・・・・・か・・・・・・・」
貴方が私にだけに見せてくれる、優しい笑み。
「なっ、っつ、さまぁ・・・!!!!」
「な、く・・・・な・・・」
すっと、私の頬に手を当てる。そして、目を閉じて、貴方の手が落ちる。

「・・・いや・・・」

「いやだ・・・」


「いやぁぁぁぁぁああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!」


赤い剣を抜いた。
貴方と同じ苦しみを分かち合いたい。

だから、私は




赤に落ちる





:あとがき:
死にネタ書きやすすぎてどうしようもねぇ(うるさいし
なんかナッツ様ナッツ様言わせてると苺牛乳になりそうだけど、増子です。
若干ナッツ増子になりつつありますが私は増子ナッツ派です。こまナツではございません。
死にネタばっかり更新しそうで嫌だ(五月蝿いし

でんおー書こうかな・・・
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