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甘い短編を書きたい。
そんなわけでいろいろごっちゃ煮で書いてみたり。全部ノマカプ。
魂喰&轟音夢&怪物保護者
そんなわけでいろいろごっちゃ煮で書いてみたり。全部ノマカプ。
魂喰&轟音夢&怪物保護者
:ソウマカ(魂喰):
「ソウルの馬鹿っ!!」
マカがまた怒鳴る。そんなに卵を焦がしたぐらいで怒鳴るなっつーの。そう思いながら俺は謝る。
「へいへい、すみませんねぇ」
「今日の当番はソウルのくせに! 卵ぐらいまともに焼けないの?!」
そう言われると、腹が立つ。勢い余ってマカの手に肩をかけてしまった。
「たまの失敗ぐらいしかたねぇだろ!」
「馬鹿!!」
マカの顔が近付く。嘘だ、と思った。ものすごく近くて、俺の何かが激しく揺れている気がした。これは魂? それとも、もっと違うものか?
「ちょっと、近い!!」
胸を押されて、マカとの距離が離れた。もう少しそばにいても良かったなんて考えてる俺はきっとどうかしている。
「ごめん、言い過ぎた」
「いや、別にいいけど」
「よかった。ありがとう」
笑うマカ。何だよ、何でこんなに俺は緊張しているんだよ。相手はマカだっつーの。なのに、なのにと考えていても俺は頬が熱くなっているのを覚えていた。
「どうしたの、ソウル?」
「なっ、何でも、ねぇよ……」
ただ目を背けることしか、俺には出来なかった。
:黒橙(轟音夢):
くしゃみが聞こえた。振り向くと、少し俯き鼻をすすっている理沙がいる。
「え?」
「なっ、えっと、あっ、くしゅ」
小さくくしゃみをする。どうやら理沙は風邪をひいているようだ。そんなくしゃみをするのは、漫画のキャラクターぐらいかと思っていたが、目の前でリアルにしているヤツがいるので正直驚いた。
「理沙、風邪ひいたのか?」
「いえ、そんなのではっ、しゅっ」
「大丈夫か?」
夏場から秋になりつつあるから、風邪をひきやすい。しかも、理沙は夏場ずっとジャケットの下の半そでTシャツで居たから余計ひきやすかったのだろう。半そでTシャツは現在形である。
「大丈夫、です」
そういう声も鼻声だ。また小さく鼻をすすり、瞬きをする。理沙は素直ではないと知っていたが、ここまで素直にならないのも珍しい。
「ほら」
俺はジャケットを理沙にかける。理沙が驚いたような顔をして、俺を見上げた。
「え」
「風邪をこじらせたら、戦いもまともに出来ないだろ」
「…あ、ありがとうございます……」
「顔が赤いけど、大丈夫か?」
「大丈夫、です!!」
突然理沙が叫び、ぷいとそっぽを向く。何か俺、気の障るようなことしたのか? と少し不安になった。けれど、理沙のその横顔が楽しそうな物に見えたので、俺の不安はすぐに消えた。
:望月樹季(怪物保護者):
「望月くんのセンスって意味わかんない」
「絶対高村先生に似合うと思うんですよ、これ」
いや、あり得ない。第一、こんなお店に私を連れて行けるようになったのは褒めてあげるけれど、その髪型はどうにかすべきだと思う。私に似合う服を選ぶ、って言うくせに全然私の趣味理解してないし。
「ほら、これとかどうですか?」
「あのね、望月くん。君、私のことをどう見てる訳?」
「え、えーっと強気で勝気で強引で、ちょっと自意識過剰で…」
「本人の前でいうか!」
かかとのヒールで望月くんのつま先を踏む。望月くんが「痛い痛い!!」と反論の声を上げる。無視だ、無視。
「じょ、冗談ですよ……高村先生は、僕が出会った中で一番素敵な女性ですよ」
にこりといつもみたいに頼りなさげな笑顔を浮かべる彼。その言葉、普通に聞いたら女性を落すのにいい言葉なんだけど、望月くんが言う事によって何かその力が半減してしまっているように思える。いや、確実に半減している。
「なのにねえ」
なんだか、嬉しく思っている私がいる。
「絶対これは大丈夫だと思うんですけど!」
そう言って、また一着私の元に洋服を持ってくる。だからどこか違うんだよね、君のセンスと私のセンス。
「望月くんさ、これだけ私と一緒に仕事しといて全然私のこと理解してないじゃない」
「これは僕なりに先生を思ってですねー…」
「もうちょっとあるでしょう? ほらー、これは違うでしょ」
そう言って、私は望月くんの持ってきた服を体に当てる。あれ、意外と可愛いじゃない。私の好みに近い。
「そうですか? 僕は高村先生に似合うと思うんですけど……」
似合ってる?
「本当に?」
「はい」
「嘘じゃない?」
「僕が嘘をつくわけ無いじゃないですか」
「そうよね、本人の前で自意識過剰なんて言うぐらいだし」
私が言うと、望月くんは気まずそうに俯いた。そうよね、大正解でしょ?
「でも、似合いますよね。これ」
「うん。望月くんにしては悪くないわね」
「じゃあ、これください」
望月くんが楽しそうに店員に呼びかける。その間に、別の店員が私に声をかけた。
「あのお客様、以前あなたに洋服を買われたんですよ」
「え?」
「そのときも、あなたのことを素敵な方、って」
くすくすと笑う店員。それから別の客に呼ばれて、その店員はぱたぱたと走り出す。そんな事言われても、と私はただお金を払う望月くんを見ることしか出来なかった。
あんな髪ぼさぼさの男に「素敵」って言われてこんな風になるなんて、私ってまだまだだなあなんて思ってしまう。
またこのシリーズするかも。
「ソウルの馬鹿っ!!」
マカがまた怒鳴る。そんなに卵を焦がしたぐらいで怒鳴るなっつーの。そう思いながら俺は謝る。
「へいへい、すみませんねぇ」
「今日の当番はソウルのくせに! 卵ぐらいまともに焼けないの?!」
そう言われると、腹が立つ。勢い余ってマカの手に肩をかけてしまった。
「たまの失敗ぐらいしかたねぇだろ!」
「馬鹿!!」
マカの顔が近付く。嘘だ、と思った。ものすごく近くて、俺の何かが激しく揺れている気がした。これは魂? それとも、もっと違うものか?
「ちょっと、近い!!」
胸を押されて、マカとの距離が離れた。もう少しそばにいても良かったなんて考えてる俺はきっとどうかしている。
「ごめん、言い過ぎた」
「いや、別にいいけど」
「よかった。ありがとう」
笑うマカ。何だよ、何でこんなに俺は緊張しているんだよ。相手はマカだっつーの。なのに、なのにと考えていても俺は頬が熱くなっているのを覚えていた。
「どうしたの、ソウル?」
「なっ、何でも、ねぇよ……」
ただ目を背けることしか、俺には出来なかった。
:黒橙(轟音夢):
くしゃみが聞こえた。振り向くと、少し俯き鼻をすすっている理沙がいる。
「え?」
「なっ、えっと、あっ、くしゅ」
小さくくしゃみをする。どうやら理沙は風邪をひいているようだ。そんなくしゃみをするのは、漫画のキャラクターぐらいかと思っていたが、目の前でリアルにしているヤツがいるので正直驚いた。
「理沙、風邪ひいたのか?」
「いえ、そんなのではっ、しゅっ」
「大丈夫か?」
夏場から秋になりつつあるから、風邪をひきやすい。しかも、理沙は夏場ずっとジャケットの下の半そでTシャツで居たから余計ひきやすかったのだろう。半そでTシャツは現在形である。
「大丈夫、です」
そういう声も鼻声だ。また小さく鼻をすすり、瞬きをする。理沙は素直ではないと知っていたが、ここまで素直にならないのも珍しい。
「ほら」
俺はジャケットを理沙にかける。理沙が驚いたような顔をして、俺を見上げた。
「え」
「風邪をこじらせたら、戦いもまともに出来ないだろ」
「…あ、ありがとうございます……」
「顔が赤いけど、大丈夫か?」
「大丈夫、です!!」
突然理沙が叫び、ぷいとそっぽを向く。何か俺、気の障るようなことしたのか? と少し不安になった。けれど、理沙のその横顔が楽しそうな物に見えたので、俺の不安はすぐに消えた。
:望月樹季(怪物保護者):
「望月くんのセンスって意味わかんない」
「絶対高村先生に似合うと思うんですよ、これ」
いや、あり得ない。第一、こんなお店に私を連れて行けるようになったのは褒めてあげるけれど、その髪型はどうにかすべきだと思う。私に似合う服を選ぶ、って言うくせに全然私の趣味理解してないし。
「ほら、これとかどうですか?」
「あのね、望月くん。君、私のことをどう見てる訳?」
「え、えーっと強気で勝気で強引で、ちょっと自意識過剰で…」
「本人の前でいうか!」
かかとのヒールで望月くんのつま先を踏む。望月くんが「痛い痛い!!」と反論の声を上げる。無視だ、無視。
「じょ、冗談ですよ……高村先生は、僕が出会った中で一番素敵な女性ですよ」
にこりといつもみたいに頼りなさげな笑顔を浮かべる彼。その言葉、普通に聞いたら女性を落すのにいい言葉なんだけど、望月くんが言う事によって何かその力が半減してしまっているように思える。いや、確実に半減している。
「なのにねえ」
なんだか、嬉しく思っている私がいる。
「絶対これは大丈夫だと思うんですけど!」
そう言って、また一着私の元に洋服を持ってくる。だからどこか違うんだよね、君のセンスと私のセンス。
「望月くんさ、これだけ私と一緒に仕事しといて全然私のこと理解してないじゃない」
「これは僕なりに先生を思ってですねー…」
「もうちょっとあるでしょう? ほらー、これは違うでしょ」
そう言って、私は望月くんの持ってきた服を体に当てる。あれ、意外と可愛いじゃない。私の好みに近い。
「そうですか? 僕は高村先生に似合うと思うんですけど……」
似合ってる?
「本当に?」
「はい」
「嘘じゃない?」
「僕が嘘をつくわけ無いじゃないですか」
「そうよね、本人の前で自意識過剰なんて言うぐらいだし」
私が言うと、望月くんは気まずそうに俯いた。そうよね、大正解でしょ?
「でも、似合いますよね。これ」
「うん。望月くんにしては悪くないわね」
「じゃあ、これください」
望月くんが楽しそうに店員に呼びかける。その間に、別の店員が私に声をかけた。
「あのお客様、以前あなたに洋服を買われたんですよ」
「え?」
「そのときも、あなたのことを素敵な方、って」
くすくすと笑う店員。それから別の客に呼ばれて、その店員はぱたぱたと走り出す。そんな事言われても、と私はただお金を払う望月くんを見ることしか出来なかった。
あんな髪ぼさぼさの男に「素敵」って言われてこんな風になるなんて、私ってまだまだだなあなんて思ってしまう。
またこのシリーズするかも。
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マカ受けきゅんっ☆
にやけちゃった?(にやにや)
とりあえずソウマカって良いよね。クロマカも可愛いし、あ、でもブラマカも良いね!
っつーかマカたんまじ可愛いですよ。マカたんは萌える。ツインテールの魔法だよ!
えーっと、気持ち悪いテンションでサーセン……読んでいただきありがとうです☆
とりあえずソウマカって良いよね。クロマカも可愛いし、あ、でもブラマカも良いね!
っつーかマカたんまじ可愛いですよ。マカたんは萌える。ツインテールの魔法だよ!
えーっと、気持ち悪いテンションでサーセン……読んでいただきありがとうです☆