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職人の腕が鳴ます。
某三上くんが「これ書いてくれたら友達になるよー!」って言ってたのですよ。
私は某三上くんとお友達になりたいので、書きます。

・・・あれ、私たちって友達じゃないのかしら?(ぇ


そういう訳で、浦金。


さらさらと、砂が落ちてゆく。

唇を重ねる。感じる、存在を。
そして、目を閉じていた彼が、目を開ける。

「気持ちよかったで。」

本当は、そんな事を言わせたい訳ではない。
そんな事、言って欲しくない。

「何で・・・」

震える声色で、尋ねる。けれど、答えてくれるはずがない。
違う。
彼にもわかっていないのだ。

「そんな、泣きそうな顔するな。」

僕は、こんなにも涙もろくなっていたのか。頬を、静かに涙が落ちる。

「そんなに泣かれると、俺も泣けてくるやろ・・・」

穏やかな声で、いつもと変わらぬ低い声で、言う。

「泣かせるほうじゃないの?」
「お前が泣くと、俺も悲しい。」

関西弁が入った、その低くて優しい声は、少しだけ震えていた。

もう一度、唇を重ねる。絡ませようとしても、離れてゆく。

彼が背中に手を回してきた。けれど、離れてゆく。


さらさらと、砂が落ちてゆく。


絡み合っているのに、交じり合っているのに、遠い。
何故?

さらさらと、砂が落ちてゆく。


「ねぇ・・・何で・・・?」

「俺にも、わからん。そういう時が来たんや。」

時が止まればいいのに、そのとき初めて思った。

砂時計はただ、動き続けるしか知らない。
落ちてゆく砂の流れを止められる者はいない。

「せめて・・・僕は、記憶の欠片になりたい。」

ただ、彼のそばにいて、彼と同じ風景を見たいだけなんだ。

「お前は、俺の中におる。」

せめて、彼の一部になりたいから。

体と体をあわせて、唇と唇を重ねて、手と手を繋いで。


そして彼は、

時の一部となった。





:あとがき:
やっぱり死にネタが書きやすいわけで。
何か浦はきっと死んだあとがぼろぼろになると思う。そんな人が基本的に好きです。
でもねー、きっとこれは浦金ではない気がする。
個人的には金ちゃんは天然総攻めであってほしい。
そして浦は悪質変態攻め、龍は天然悪質攻め、桃は総受け。
別に龍ちゃん受けでもいいよ!金龍の保護者CPラブです。

三上くん、ごめんorz
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