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怪しげな創作メモ的な。版権・オリジナル、何でもあり。 このブログを見た後や同窓で公式サイトを見るのはご遠慮ください。
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そして次はU4ちゃんから。
うーん、前回がエルを何故かいい人にしすぎたので今回はちょっと暴走させようと。



「エル!!エル!!!」
俺を呼ぶ声がした。それは少し高めな少年のもの。
「もう、何してるんですか!」
苛立ったような声。いつも、そんな声で俺を呼ぶ。
「早く来てくださいよ!」
不真面目、と俺は思われているようだ。まぁ、別に間違ってはないから良いのだけれど、彼が思うほど俺は不真面目ではないと思う。
けどなぁ・・・
「王ドラ!そんなに何急いでるんだ?別に急ぐこともねぇだろ。」
そう、彼が何故そんなにも急いでるかがわからなかった。

場所は学校の教室。いつの間にか、放課後になっていたらしい。窓からオレンジの光が射している。
委員長の王ドラのことだ、きっと鍵をかけるために俺を外に出そうとしているんだ。
「もう、こないんなら行きますよ!」
そう言って、王ドラは教室に入ってきて、俺の前に立つ。
苛立っているその顔に、夕日の光が当たる。
「・・・もう少し寝かせてくれ。」
もうちょっとだけ、寝てれば・・・いい夢が見れそうな気がする。
・・・ん?
何でそんな事を思うんだ?

こんな、誰もいない、夕日の差す教室と言うオイシイシチュエーションで?

「全く、やっぱりそう言うと思いましたよ。」
ふぅと、あきれたような王ドラの声。そして、王ドラは俺の隣の席・・・つまり自分の席に座った。
何で?
「まぁ、まだ時間は少しぐらいありますから、寝といてください。その間宿題しますから。」
やっぱりそんな事だろうと思った。さすが努力の天才、学年一の秀才。
そして鞄から教科書やらワークやらノートやらを出して机に広げる。ペンを持って、かりかりと複雑な文字列を描く。
その様子を、うつ伏せた状態で見つめていた。

なんて、真剣な瞳なんだろう。

気付いたら、唇を合わせていた。
悪いのは俺じゃない、あくまでも王ドラのほうだ。
こんなにも「キスしてください」なんて言いたげな唇を持つ、王ドラが悪いんだ。
「んっ・・・」
夕日に染まったものなのか、あるいは俺とのキスで染まったものなのか、王ドラの頬は綺麗な赤だった。
首に手を回して、キスを深く交わす。
「んぁっ・・・」
服のボタンを少しずつ外す。白い肌が、夕日に照らされる。
唇を外して、首元を舐めた。
「あっ、」
高い、王ドラの声が聞こえた。
「やっ、あ・・・」
なんて可愛い声なんだ。口元が上がっていくのを自分で感じてしまった。
そして、首元に印をつける。
「はぅっ、あっ・・・」
びくりと、体が揺れた。
「気持ち良いか?」
「気持ち悪いです・・・」
王ドラは泣きそうな声だった。いい。それが、とても可愛いんだ。
そして、顔を上げて王ドラを見ると、思ったとおり涙を浮べていた。
「なら、抵抗しろよ。」
「だって・・・貴方に抵抗しても・・・」
無駄だって知ってますから・・・
そういう言葉を防ぐ。口の中で、俺と王ドラが絡みあう。
「っう・・・」
服の下から腰に手を回して、動かせないようにする。
王ドラは、またびくりと揺れた。可愛い、と思う。
とても綺麗な素肌。まるで絹のようだ、なんて大げさか。
唇を離して、王ドラを見た。赤い顔、荒い息、頬に伝う・・・涙。乱れた髪と服。
全てが狂おしい。
いや、愛しい。
「好きだ・・・王ドラ――――」


「私は貴方の事が、大っっっっ嫌いですけどね。」
顔を上げると、あからさまに不機嫌そうな王ドラの顔があった。とても不機嫌そう。
「何してたんですか、エル?」
「何?何って、お前とキス・・・」
あれ?キスしていて、あれ?目の前にいる王ドラは一切乱れていないきちんとした服装をしている。
「何寝ぼけてるんですか。」
夢オチって奴か・・・そう思うととても泣きたくなった。これから一緒に保健室に行っていろいろ本格的にしようと思っていたと言うのに・・・
「で、私と、何をって?」
「い、いや!王ドラ君と・・・き、きす釣りに行ったんだ!魚を!!」
しかし、王ドラの表情はさらに険しくなる。
「可愛いな、王ドラは。抵抗しろよ、王ドラ。狂おしいな、王ドラ。ああ・・・好きだ、王ドラ。」
突然、王ドラが表情を変えずに淡々と言った。もしかして・・・
「これを含めて、貴方の寝言、1から10まで聞かせてもらいました。」
まさか。
「――――滅びろ変態!!!!とっとと失せろ!!!!!!!!!!」

ど派手な音と、俺の悲痛な叫びが、夕日に染まる校舎に響いた。


:結論:
エルは変態。
こんな感じのエル王マンセー!!!!!
だって、エルが変態じゃないなんて、ぶっちゃけキモイ(ぇー

そういえば、前回のエル王を若干修正した。
王ドラは足を短いのを気にしていればかわゆす。
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