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怪しげな創作メモ的な。版権・オリジナル、何でもあり。 このブログを見た後や同窓で公式サイトを見るのはご遠慮ください。
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侑 斗が切ないです。いや、いきなりですまないが。
やっぱりもうちょっと延ばして侑 斗は遅く帰ってくれば良かった。まぁ、早く帰ってきて不機嫌な良ちゃんも見れて嬉しかったけど(言葉に何かずれがある

ともかく、不機嫌な黒良ちゃんの話。
あれ、良ちゃんは白でいてくれって言ったの誰でしたっけ←

目標:良侑

「・・・知らないくせに。」
にぎやかな遊園地の騒音の中、野上が小さく呟いた。その声には怒りのようなものを多く含んでいる。
「何がだ。」
俺が尋ねると、野上は俺のほうを見ずに言った。
「怖い事を。」
「怖い・・・何がだ?」
「消えることだよ、君が。」
そして、静かに野上が俺のほうを見る。睨んでくるような表情をしているのだろうか。けれど、何か迫力に欠けていた。
けれど言葉は先ほどと同じように怒りが入っている。
「消えるつもりは無い。」
「でも、消えたでしょ。」
「すぐに戻って来た。」
「戻ってこれない可能性のほうが高かったのに?」
「さっきも言っただろ、」
俺はすぐ傍にあるボールをとって、景品に向かって投げた。
「俺はお前と違って強いし、運もある。」
「でも君の記憶は無い。」
野上もボールを取り、強く景品に投げた。普段の野上からは想像出来ない早い球だ。
「消えて行ってるんだよ、君の・・・桜井さんの記憶は。」
消えて行っている。そんなのは俺にだって解かりきっている。それでも、
「俺は時の運行を守らないといけないんだ。」
ボールを取り、投げる。また、景品に当たる。
「それは僕も同じだよ。」
野上もまたボールを取り、投げた。景品に当たって、落ちる。
「僕も時の運行を守る。君と違いは無い。でも、」
そして、ボールを強く投げる。景品には外れたが、壁にぶつかり大きな音をたてた。
「君は消しているんだ。桜井さんの記憶を。自分の記憶を。」
野上がボールを取った。そのボールが、パンと音を立てて破裂した。
「・・・怖いんだよ。」
「何が、だ。」
野上の怒りを感じた俺は、それだけしかいえなかった。
「消えた記憶を負うこと・・・誰もわからない記憶をもつこと。」
僅かに震えた声で、野上が言葉を続ける。
「姉さんのあんな笑顔、久しぶりに見た。あんなふうに笑うんだって、思ったよ。桜井さんの記憶が無くなってからあんなふうに笑わなくなったから。」
「・・・・・・」
「あの時間はきっと『良い時間』って言われるかもしれない。でも・・・違うんだ。」
先ほどから目を背けていた野上が、俺の顔をじっと見て言った。
「侑 斗がいない時間は『良い時間』になるはずが無いんだ。」
「何で、そんな事・・・言い切れるんだ。」
もしも、俺が・・・桜 井侑 斗がいなくなったら、野上の姉の・・・野 上愛 理も記憶を失うことも無かったし、もっと明るい道にいけたはずだ。
「―――見たからだよ。」
野上の目から、静かにつっと涙が落ちた。
「君の居ない世界を見たから、わかるんだ。」
そしてぽろぽろとまた涙が零れる。野上は、声を震わせながら言った。
特異点は時間に干渉される事が無い。けれど、それは『時を負う責任』がある。
「侑 斗を知ったから、僕は侑 斗のいない世界を考えられないよ。」
「野上・・・」
「自分を犠牲にしてまで、戦う必要があるの・・・?」
俺が、戦う理由。
「・・・俺は、自分を消すつもりはない。」
消すはずが無い。犠牲にするつもりも無い。俺は、戦うんだ。
「未来を、守る為に・・・」
「・・・でも、もう消えないでよ。」
涙を拭った野上が言う。俺はその言葉に頷いた。
「じゃあ、消えたお詫びは?」
「・・・は?」
突然の言葉に、俺は動きを止めた。野上は静かににこりと笑った。
「ジェットコースター、付き合ってくれるよね。」
野上はガシッと俺の腕を掴んだ。
「ちょっと・・・野上?!」
「行くよ。」
いいよね、答えは聞いてない!
なんて言葉が続きそうな勢いで、野上が言った。そのまま、ジェットコースターのコーナーに連れて行かれる。
「待て!!俺はっ・・・!」
怖いなんて、言えるはず無い。それに対して野上は、とても楽しそうな表情をしている。
そして気付いたら、ジェットコースターは発進していた―――――――


:良 太郎は素直な子です:
私はそう信じてますが、やっぱりゆーとが絡むと変わります。っていうか、黒すぎる。
ジェットコースターのくだりを書きたかっただけです。あと、泣く良ちゃんとか。
ゆーとはきっとジェットコースターとか怖がると思う。だから、コーヒーカップとかメリーゴーランドとか乗るんだよ!
ジェットコースターは子供向けの「てんとう虫コースター」とかにしか乗れなかったら笑えるwwww
そんぐらい私の中ではゆーとって頭弱いんだよ←
頭弱い子マンセー。馬鹿の子大好きだー!
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