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そうなんだよ、オリジナルのネタバレとかするのがメインなんだよここ。
でもネタバレっつーかCP話なんだよね。
でもネタバレっつーかCP話なんだよね。
「結局は、これは愛情と言うものなんだ。」
少年のような、低い声が暗い部屋に響いた。
「愛してしまったことには偽りは無い。」
昔、神は人間を作ったときに「愛」と呼ばれるパーツを作ったらしい。
「だから、愛は神の言葉なんだ。」
少年は、そう言う。
「神が作った感情だ、偽りは無い。」
少年は、まっすぐに、そう言った。
「だから、これは正しい感情なんだ。」
「・・・へぇ、それがお前の言い訳か。」
別の少年の声が、暗い部屋に響く。
「ふっざけんじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇええええええええ!!!!!!!!!!」
怒涛の叫びが、もしかしたら半径500メートルぐらいの地域に聞こえたかもしれない。
「何でだよロイン!!!これは正しい意見だとは思わないか!?」
「思うか!!!!なんで、俺がお前に!!!しかも敵のお前に愛されねーといけねーんだよカイム!!!」
最初の「愛は神の作ったパーツ」について語った少年・・・カイムと、同じ部屋の隅にいる少年、ロインはお互いに自分の意見を叫びあった。
「もはや、この愛に敵味方は関係ないと思うよ、俺。」
「うるせー!!!近付くなー!!!気持ち悪いー!!!!」
「失敬な!!!俺はお前を愛して愛して愛して愛して愛して愛しているんだ!!!!!!!」
と、カイムはロインへの愛を鼻血を出しながら語ってと言うか、叫んでいた。
「気持ち悪い!!!鼻血を出しながら叫ぶな!!!!」
一方ロインのほうは部屋の隅で毛布を全身に巻いている。その下は、何も着ていないようだ。
「大体、いきなり部屋に入ったら押し倒して服をひっぺがえすってどういう事だ!!!」
「え、ちょこっとやろうかなーって、イロイロ。」
「帰れー!!!!!!!!とっとと帰れーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」
ロインの叫びを聞いてもカイムは「えぇぇ~」と不満そうな声をあげている。
「じゃあ、ちょっとだけ、やらせて。」
「なっ、何を・・・だよ・・・」
一瞬だけ真顔になったカイムの言葉に、ロインはびくりと震えた。
「―――入らせてくれ」
「何を・・・!?」
ロインが尋ねる前に、カイムがロインを押し倒していた。
「かっ、カイム!!!離せ!!!」
しかし、カイムはロインの手をぐっと握って、離そうとはしない。そして、ロインに顔を近づけて、
「暴れるなよ。」
耳元で、囁いた。
「っ!?なにっをっ!!!」
ロインは抵抗しようと、手を動かしたが、無駄だった。
「っあ・・・あ!?」
「あ?!って、間抜けな声出すなよ・・・」
カイムの声は、低く、静かなものだった。一方ロインは、顔を真っ赤にさせてその言葉を聞いた。
「間抜け?!ってっ、あぁっ・・・」
「そう・・・そういう声だよ・・・」
少しずつ、ロインの肩の力が、抜けてゆく。大きく開かれていた瞳も、少しずつ細められる。
「あっ・・・」
「可愛いな、ロインは・・・ほら、大丈夫か?」
その言葉を聞いた瞬間、ロインはハッとなった。そして、
「っな・・・大丈夫な訳ねぇだろうがぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
「うぉおお?!」
どたん、ばたばた、どん。
「・・・あれ?」
カイムを押し上げた勢いで、立ち位置が逆になった。つまり、ロインがカイムを押し倒している状態に。
「なんかしっくりこないな・・・」
そんな状態でも、カイムは冷静にロインを見つめている。
「やっぱ、俺が押し倒したほうがいいな。」
そう言って、カイムは体を起こす。
どたん、ばたばた、どん。
「うん、やっぱりこれだな!」
と、満足そうなカイムに対して、ロインの表情は苛立っていた。
「お前は――――~っ、早く帰れ――――――!!!!!!!!!!!!!!!!」
本日最後の叫びと、大げさな音が響いた。
結局カイロイですね。
そういう訳で桃月はカイロイ推奨派です。っていうかロインは総受け。
※この話は一切本編とは関係ありません。
っつーかあったらこまる。
まぁ、基本はゆるいギャグCPだけど、たまに本気で書こうかなと。
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