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怪しげな創作メモ的な。版権・オリジナル、何でもあり。 このブログを見た後や同窓で公式サイトを見るのはご遠慮ください。
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タイトルから察していただけるように、浦追悼文章です←
もう私の中では死んでます。いや、金ちゃんは鳥さんが救ってくれるけど、浦は無理だね、見たいな。
っていうか最後の最後まで空気道を逝って欲しいから(おまwwwww

でも今日の浦はものすごく好きになれた。いや、元々大好きだよ。愛してるよ。
きっと私は普通の人と若干ずれていて、最後にみんなを救って好きになるのではなく、裏切って大好きになりました。
やっぱり嘘つきは嘘ついてほしいよ。
あ、「僕、嘘泣きしかした事ないからね・・・」って言葉はよかった。


とりあえず浦龍浦かな。

「・・・亀ちゃん・・・?」
リュウタの声が聞こえた。そんな風に、悲しい目をすると思っていたよ。
「何で、ねえ?!何で?!」
叫ぶ声が、泣いている。きっと、僕がここに居る事を疑問に思っているんだね。
「バイバイ、坊や」
「え・・・」
「お前とはもう、関係ないんだよ」
そう言って、背中を強く押す。電車から落ちるように、リュウタが降りた。良太郎たちも同じように降ろした。
「何で!!!亀ちゃん!!!亀ちゃん!!!」
しかし、その言葉を受け入れる訳にはいかない。
「亀ちゃん!!!亀ちゃんっ!!!」
「亀!!!ふざけんじゃねぇよ!!!おい!!!亀!!!」
「五月蝿いぞ!!!」
イマジンがそう言って、先輩たちを攻撃した。二人は慌てて後ろに下がり、良太郎たちをかばうように逃げた。
「・・・じゃあ、とりあえずコーヒーでも飲んでみる?」
イマジンたちにそう言って、僕は電車の中に入る。イマジンたちも僕の後ろについて入った。

「・・・亀ちゃん・・・」
その名を呼んでも、もう届かないのは知っているのに、一体何度呼んだろう。その名を聞くたびに、ナオミちゃんが少し悲しげな顔をした。
良太郎の言葉には確かに、正しいものがあった。けれど、あの表情を見たら僕は怖くなった。もう、亀ちゃんは違うところを見ているんじゃないかって。
「くっそ・・・あの亀野郎・・・」
ぽつりと、モ モタロ スが呟いた。さっきからずっと苛々している。きっと、亀ちゃんが『裏切った』ことに怒っているんだ。僕が一度、カイのところに行ったときもこんな表情をしていたんだろう。
「・・・良太郎は・・・?」
「ハナさんと一緒に、昔の自分の所に行ってましたよ」
「そうか・・・ただ、ぼーっとしてる訳にもいかねぇからな・・・」
その言葉に、ナオミちゃんが良太郎にかけてもらった上着をぎゅっと握った。その表情は、熊ちゃんが居なくなった時の表情に似ていた。
「・・・ナオミちゃん・・・」
「・・・」

僕がまた、良太郎たちの前に立ったとき、一瞬リュウタの表情が揺れた。嬉しそうな表情もあったのだが、悲しげな、いや不安そうなそんな表情をしていた。
解かっているんだね、お前には。
「・・・パス、貰いに来たんだけど?」
「ふざけんじゃねぇよ!!!」
先輩が殴りかかる。それを避けて、腹に拳を当てると、先輩から小さな叫びが上がった。その様子を見ていたリュウタが「あっ!!」と声を上げた。
珍しいな、リュウタが先輩のこと心配するなんて。
「テメェは・・・熊がやったことみてて裏切ったのかよ!!!」
「金ちゃんもやっぱり、脳みそ干物だった、って事だよ。先輩と一緒でね。」
その言葉で、完全に先輩の頭に血が上った。そして僕の腹に、先輩の思い拳が入る。
「っ・・・!!!」
「ふざけんな!!!!!」
「やめっ・・・」
不安げなリュウタの声が、耳に届いた。

「やめてっ・・・」
見たくない。モ モタ ロスと亀ちゃんが戦うなんて。もう、やめてよ・・・そう思って走り出そうとしたとき、ナオミちゃんが小さな声で言った。
「・・・デンライナー・・・空っぽ・・・」
「え?」
「もしかして、デンライナー空っぽですよ!イマジンたちみんなここにいますから!!」
「あっ・・・」
「行きましょう!」
ナオミちゃんの力強い言葉に僕は頷いた。亀ちゃんは、狙っていたんだ。一瞬、亀ちゃんがこっちを向いた。
その表情は、とても満足そうだった。それなのに、僕の中には何か不安なものを感じていた。

「ウ ラタロ ス!!!乗って!!!」
良太郎が叫んだ。けれど、僕は乗るつもりはない。良太郎からパスとベルトを奪って変身した。
「どうして・・・」
「亀!!!!」
「亀ちゃん!!!」
――Full Charge
先輩たちの叫びは、その音に消えた。僕はイマジンの人にロッドを投げて、キックを入れた。そして、ベルトを外して、良太郎に渡す。
「行って。」
僕の望みは、君たちが現代に戻ること。そこに、僕は必要ないさ。
「そんなっ・・・」
泣きそうな良太郎から背を向ける。知ってる?僕は、嘘泣きしかした事ないんだって。
「亀ちゃん!!!!亀ちゃん!!!!!亀ちゃん!!!!!!!!!!」
涙を流しながら、リュウタが叫んだ。そんなの、見れるはずがない。それを見て、僕が平静を装えるはずがないんだ。
「戻ってきて!!!亀ちゃん!!!!!!」
僕はすっと手を伸ばす。手から砂が発生している。これで戻っても意味はないだよ。
「亀ちゃんっ!!!!!!!!!」
一度だけ、彼の顔を、僕の脳裏に宿しておきたいから。僕は、ゆっくりとリュウタのほうを見た。

その時の、亀ちゃんの表情は、とても悲しげものだった。
「じゃあね、リュウタ。」
やめて
「やだ・・・やだ!!!!亀ちゃん!!!!」
「・・・」
何も言わず、微笑んだ。どうして、どうして。亀ちゃんが、亀ちゃんが居なくなっちゃう・・・
「やだやだやだやだ!!!!!亀ちゃん!!!!亀ちゃんっ!!!!!!」
手が、砂になってゆく亀ちゃんは首を小さく振って背を向けた。そんな、嫌だよ。
「亀ちゃん!!!!!!!」
電車が走り出す。嘘、嘘だよね、いつもみたいに嘘だって、笑ってよ。
「止まれ・・・止まれ―――――――――――!!!!!!!!」
モ モ タロ スの叫びが聞こえた。運転席で、きっと電車を止めようとしているんだ。
「電車はもう現代に行くようにしたから、止まらない。こんなところまで、嘘はつかないから。」
「やだ・・・やだ!!!!!!」
その時、電車の扉が閉まった。亀ちゃんにこの声はもう届かない。僕の後ろに立っていた良太郎が力を無くしたようにどさりと座り込んだ。
「亀ちゃん!!!!亀ちゃん!!!!!!!!」

バイバイ、リュウタ。
「・・・好きだよ。」

バイバイ、リュウタ。
「好きなのに・・・ずっと、一緒に・・・いて、って・・・」

ばいばい、



:あとがき:
うん、坊やって言ったときの浦が一番好き。愛してる、一万年と二千年前から。
とりあえず、浦龍ってオチかな。うん、だって浦龍浦が上手くいかなかったもの。
私の中では浦は龍をめっちゃ愛でてる感じ。「大好きだよ大好きwww」みたいな。で、リュウタは軽く「はいはい」とか思ってる。でも亀ちゃんのこと大好きだよ。
あと浦は桃を「せーんぱーい」見たいな感じで好き。桃は浦を「うぜーちょw近付くなおまww」みたいな。
金ちゃんはみんな等しく好きだよ。私もみんなを等しく愛してるよ←

そんな感じ。
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