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キンちゃん話、リュウ視点で頑張ります。
じゃっかん金龍要素を含めつつ、頑張れ、俺。
夜中に、何故か目が覚めた。
たまに、寝れない事ってあって、きっとそれだと思う。
「うー・・・」
目をこすって、周りを見る。真っ暗で、何にも見えない。自分の部屋を出て、食堂車へと向かう。
きっと、誰もいないんだろうなー・・・自分でホットミルクでも入れて、その後寝よう。
その時、椅子に誰かが座っていたのが見えた。
「だれ?」
「なんや、リュウタか。」
そこに座っていたのは、熊ちゃんだった。
「熊ちゃん?どーしたの?」
僕は熊ちゃんの隣に座って、訊いた。
「いや、な。」
こきっと首を鳴らして言葉を続けた。
「なんや、よう眠れんなあ。」
「眠れないの?熊ちゃんが?!」
びっくりした。熊ちゃんはいっつもぐーぐー寝てるから、夜もいっぱい寝るんだろうなって思ってたのに。
「ようわからん。俺かて、普段は寝とるんやけどなぁ。」
腕を組み、熊ちゃんは「うーん?」と唸った。
「なんか、足りんのやろうな。」
足りないもの・・・?僕には熊ちゃんに足りないものがわからなかった。どんなものがいるのかなぁ。
「うーん、うーん・・・あっ!」
そうだ!
「だったら僕がホットミルク作るよっ!」
「ホットミルク?おぉ、じゃあ、頼もうか!」
熊ちゃんが、嬉しそうな顔をしてくれた。熊ちゃんの顔を見たら僕も嬉しくなる。
「おぉー・・・リュウタはこんなんも作れるんやな!」
そう言っても、僕がしたのって牛乳をあっためただけなんだけどな・・・
「じゃ、いただくで。」
熊ちゃんはホットミルクを飲む。あっためただけ、って言ったけどやっぱり「おいしい」って言われたいな。
「ん!うまいなぁ!」
にっと、熊ちゃんが笑って言ってくれた。
「ほら、リュウタも飲み!」
「うんっ!」
僕もホットミルクを飲んだ。何でだろう、普通にのむホットミルクに比べて、とてもおいしく感じた。
「・・・せやけど、なんか物足りんな。」
「えー?なんでなんでぇ?」
ホットミルクを飲み終わった後、熊ちゃんが呟くように言った。
「何がいるの?」
僕が尋ねると、熊ちゃんは突然、僕を抱きしめた。
「え?」
「やっぱりリュウタは落ち着くな。」
耳元から、熊ちゃんの優しい声が聞こえる。なんだか、僕も落ち着く気がした。
「そうだね」
「俺が寝れるまで、このままでもええか?」
「うん、僕もその方がいいな。」
熊ちゃんを見上げて言う。熊ちゃんは、とっても嬉しそうな顔をしていた。
きっと僕も、嬉しそうな顔をしていたんだろうな。
そして、僕らは眠りについた。
:あとがき:
うーん、ぱっとしないお話だと思う・・・。
なんでだろ?
で、わりと金龍。うーんっっ、微妙!
意外とリュウタ一人称が難しい事が判明。うう・・・練習せねば。