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怪しげな創作メモ的な。版権・オリジナル、何でもあり。 このブログを見た後や同窓で公式サイトを見るのはご遠慮ください。
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三上君からのリクエスト第7弾、つまりは最終章。
デネブ話、良太郎視点・・・って、あの、ですね・・・


この台詞ありえないから。

ちがう。

あってはならないから!!!!!

なのでこれが1番難しいお題なんですよ。全然内容決まってないよー(涙

「野上・・・っ、のーがーみぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!」
デ ンラ イナーに、突然デネブがやってきて、強く僕を抱きしめてきた。
「お、オデブっ!!!てめ、良太郎に何してやがる!!!」
「ちょっと、オデブちゃん離れる!離れる!!」
「んなに良太郎強く抱きしめたら、良太郎が息できんこうなるで!!!」
「良太郎死にそうだよ!!!!」
みんなの声が聞こえるけど、あ・・・意識、遠のいていきそう――――――

「良太郎!良太郎!!大丈夫、良太郎?!」
「は、ハナ・・・さん・・・」
僕の意識は、ハナさんの声で戻って来た。
「よかった・・・大丈夫みたいね」
「ったく、オデブ!テメェ何考えてやがる!!!」
モ モタ ロスが叫んだ方を見た。その視線の先には、しょぼんと俯いているデネブ。
「それで、デネブ・・・どうしたの?」
「実は・・・相談があって・・・その・・・」
デネブはきょろきょろと周りを見る。ああ、なるほど・・・
「うん、わかったよ。ちょっと、二人でいいかな?」
僕が皆に言うと、なんだか気まずそうな顔をして食堂車を出てくれた。
「相談、って?」
「・・・じ、実は・・・」

―――俺は、侑斗に言っちゃったんだ・・・
「侑斗なんか・・・嫌いだっ!」

それを聞いたとき、僕は驚いた。デネブと侑斗が喧嘩をするとは、思っていなかったから。
「でも、何が原因なの?」
「その・・・何ていうか・・・」
デネブは俯いて、呟くように小さく言う。
「・・・昼食の、おかず・・・で、喧嘩して・・・」
「おかず?」
それは、また・・・すごい、単純な喧嘩の理由だなぁ・・・
「うん。侑斗が、好き嫌い多いから・・・食べないとって思って今までは細かくしてた・・・」
「そ、そうなんだ・・・」
なんだか、本当にデネブって『母親』って感じだ・・・
「でも、やっぱり見た目があってちゃんと食べないといけないはずだ!」
「う、うん。」
「だから、しいたけ・・・そのままで出したら、何も言わないで・・・外にもってって・・・すて、す、すてて・・・」
その瞬間、デネブの目にうるうると涙がたまった。
「最近、隠れてずっと・・・外に捨てて・・・て、だからっ、だからっ、それでっ、ゆ、侑斗にっ、」
「うん・・・」
「きっ、嫌いって、い、勢いっ、でっ、言って・・・そ、れで・・・」
「ゼ ロライ ナー出ちゃったんだね。」
「の、野上ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!」
また、デネブが抱きしめる。あ、ちょっと、また・・・意識が―――――――――

「良太郎!おい!!しっかりしろ!!!」
「良太郎、起きて起きて!!」
「しっかりせい良太郎!!」
「良太郎ぉーしっかりしてぇー!」
「野上!!野上!!大丈夫か?!」
「テメェのせいだオデブ!!!」
「もー!!!オデブちゃんのせいだよー!!」
「力加減を覚えなさいっ!!!」
「うっ・・・」
目覚めると、皆がまたも心配そうな表情で僕を覗き込んでいる。
「えっと・・・」
「良太郎!よかった・・・さっきから呼んでも返事なかったから・・・」
ハナさんが安心したように息をついた。
「で、オデブ!テメェ、とっとと帰れ!!良太郎が死にそうになるだろ!」
「うっ・・・」
モ モタロ スの言葉に、デネブが困ったような表情を浮べる。
「あっ、待ってモ モタ ロス・・・僕は平気だから。」
そして僕は立ち上がる。
「僕が、侑斗にどうしてそんなことしたか、聞いてくるから。」
「おっ、俺も!」
「デネブが来ると・・・ちょっと・・・」
きっと侑斗はデネブの前で本当の事を言わないだろう。そして僕はデ ンライ ナーを降りて、侑斗のところへ向かう。

「あら、良ちゃんおかえりなさい。」
ミルクディッパーに向かうと、やっぱり侑斗はそこに居た。カウンター席で姉さんのコーヒーを飲んでいる。
「野上・・・」
「侑斗、ちょっと聞きたい事があるんだけど・・・」
「あ?」
動こうとする気配がない。だから、僕は軽く手招きをする。
「・・・ったく・・・」
しぶしぶ、といった様子で侑斗が立ち上がる。そしてミルクディッパーの外に出る。
「何だよ。」
「最近、ちゃんとご飯食べてる?」
「・・・はぁ?」
僕の質問に、侑斗は眉をひそめて声をあげた。
「何だよ、いきなり。」
「その・・・で、デネブがね・・・」
「!」
どうやら心当たりがあるらしい。
「あんの馬鹿っ・・・」
「ねぇ、何でデネブのご飯食べないの?」
「・・・お前には関係ねぇだろ」
本当はそう言いたいところなんだけどね・・・
「デネブが今、デン ラ イナーにいるんだ。」
「はぁ!?」
「だから、どうにかしない・・・と」
「ったく、あいつ・・・」
侑斗ががりがりと頭を掻く。
「それで、理由。教えてくれないの?」
「・・・実は――――――」


「わぁー!猫ちゃんだぁ!!!」
デ ンライ ナーに侑斗と共に、猫がやってきた。1番最初に反応したのはやっぱりリ ュウタロ スだった。
「猫に、えさ・・・?」
「・・・そうだよ。」
きょとんとしたデネブと、俯く侑斗。
「でもこの猫、何処で拾ったの?」
「時の砂漠にいたんだよ・・・」
もしかして、この猫も―――忘れられた存在。
「なら何でいわなかったんだ!」
「お前に言うと・・・いろいろ、面倒だったからだよ。」
「面倒?」
「騒ぐだろ!何かと!!」
侑斗の言葉には何となく説得力があった。でも、1人で世話をするのは難しかったはず。
「えさとかも・・・俺の飯、食わせてた。」
「侑斗・・・」
そしてデネブはうるうると目に涙をためて、やっぱり侑斗を強く抱きしめた。
「やっぱり侑斗は優しいな!!!」
「はっ、離せ!!!く、くるしっ・・・!!!」
「猫も飼おう!!一緒に世話しよう!!!」
「ぐっ、うっ・・・!」
「で、デネブ・・・侑斗が・・・」
「あっ?!ゆ、侑斗?!」
こうして、ゼロ ラ イナーに新しい仲間が増えたらしい―――――


:あとがき:
長っ!!!!
っていうか結構時間かかった・・・(00とか見てたし←
なんか最終的にはデネ侑マンセー。でもあくまでもこの二人は親子!
そしてちゃっかり良太郎とのからみを多めにして。
っていうかこの話を書きながら三上君が良侑ってちょwwwwww
ちゃっかりこの話でもそんな要素を含めながら☆
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