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ボカロにはまったんですよ。
まじ青い兄好きだ。可愛いなああの声(´∀`*)
そんなわけで、女子高生マスター話をば。
まじ青い兄好きだ。可愛いなああの声(´∀`*)
そんなわけで、女子高生マスター話をば。
「………ない」
財布の中身を見て、少女は絶望した。財布の中身は10円玉3枚と1円玉4枚、そして大量のレシートである。ちなみに紙幣は1枚もない。少女は大きなため息をついた。
それもこれもみんなあのアイスバカのせいだ、と少女はレシートの1枚を見る。
「ダッツ、ダッツ、ダッツ、ダッツ、ダッツ……」
少女の言うようにレシートに記されているのは様々な種類のハーゲンダッツである。少女はここ1ヶ月でハーゲンダッツがこんなにもあるのか、と知りたくもなかったのに知ってしまった。別に知っても得にならない。知ったら知ったであのアイスバカは「こんな種類があるんですか?!」と期待の眼差しで自分を見て、しかも買わせようとするのだろう。本当にあのアイスバカ、と少女は小さく呟く。
「ねえ、今日一緒に帰らない? 31アイスで新作出たんだって!」
少女の悲しい背中に、同級生の女子生徒からの明るい声がかかる。31アイス、という言葉に少女の肩がびくりと震えた。
「……い、いや、その…き、金欠で…」
少女はその心の中を出さないように、控えめに言った。
「なんか最近ノリ悪いねぇー? どうしたのよ」
「いや、本当にお金なくてね…あ、あははは」
誰が家にやってきたアイスバカのために毎日のようにダッツを買って与えてる、なんて言えるだろうか。彼女の学校におけるポジションは、本来の彼女の姿とはかけ離れているものなのだ。
「ふーん…じゃ、新作の味報告してあげる!」
同級生の女子生徒たちはにこにこと笑いながら教室を出てゆく。少女は同級生たちに手を振り、鞄の中に財布を入れる。また少女は小さくため息をついた。
「マスター! おかえりな」
「黙れっ!!!」
少女は部屋に入った瞬間に迎えを言う声に対して怒鳴った。そして、部屋の扉から廊下を右、左、また右を見て扉を勢いよく閉めた。
「お帰りなさいませ、マスター!」
「静かにしてた? 黙ってた? 静かにしてた? 黙ってた?」
少女は目の前にいるボーカロイド、KAITOに顔をどんどんと近づけて上から睨むように見た。KAITOはその少女の行動に一歩引き気味だったが、きちんと返事はした。
「はい、し、静かにしました。だ、黙ってました」
「勝手にダッツ食べてない?」
「………は」
「嘘付け!!!」
間の開いたその返事に、少女はKAITOを怒鳴りつけた。怒鳴られた本人は「うっ」と息を詰まらせて、わずかに視線をそらした。この野郎……と少女は危うくKAITOの首を締めたい衝動に駆られたが、ぐっと堪えた。
「何食べたの? ダッツ? それともレディーボーデン? まさか…」
「が、ガリガリ君を……」
そのKAITOの言葉を聞いた少女の血管の何本かがぶちぶちぶちんと激しく切れそうな音がした。そして、少女はとうとう限界が来てKAITOの首を締めた。
「まぅっ、ますっ…?!」
「ふっざけんなテメェェェェ!!!! あたしのガリガリ君まで食ってんじゃねぇよぉぉぉぉぉ!!!!」
「が、ちょ、まっ?!」
そして、少女はKAITOの首を放して肩で息をした。解放されたKAITOも床に膝と手をついてぜいぜいと荒く呼吸をする。
「ま、すたー…いき、なり、首締め…は……」
「うっさいわ!! あんたマジいい加減にしなさいよ! 買いだめしたアイスならまだしも…!!」
「だって、クリームも良いけど、ソーダも食べたいなって……」
上目遣いでKAITOは少女を見る。その目にはわずかに涙が浮かんでいてうるうると揺れている。少女は目を大きく見開き、頬を赤く染めた。
「なっ…?!」
少女は思った。
―――なんて萌える姿なんだ!
「……KAITO」
少女が名を呼ぶと、KAITOは少女の方を見つめる。
「ガリガリ君はあんたの歌声で返してもらうわよ」
「マスター…」
「はい! ほら、れっす」
がちゃ、と扉が開く音がした。
「ほらー、夜ご飯…よ?」
部屋に入った少女の母は、少女の奇怪な姿に動きを止めた。パソコンの前で何故かYの字バランスを取っている我が子を見て母親はパチパチと瞬きをしている。
「……あんた、何やってんの?」
「ええええ?! いや、その、アレだよ! た、体操しないと体が鈍っちゃうでしょ?!」
「そう、ね」
じゃあ早く食べなさいよ、と母親は言って部屋を出た。そして少女は床に足をつき、机の下を見る。
「…ばれてないわよね……」
「大丈夫、だと、思います…」
「…死ぬかと思ったぁぁぁ…!!!!」
ため息を吐き出すように、少女は言った。KAITOも安心したような顔をしている。
少女の家でのポジションもまた、本来の彼女の姿とかけ離れているものなのだ。
「とりあえず、ご飯の後! それまで静かに待機! 出来る?!」
少女がKAITOを指さし言う。KAITOはこくこくと頷いた。それをみて、少女は満足そうな顔をする。
「じゃ、待っててね!」
部屋を出て行く少女をKAITOは手を振って見送った。
「いってらっしゃいませ、マスター」
(アイスはガリガリ君が良いです、マスター)(……後で覚えとけよ?)
:兄さんのキャラがわからない!:
本当にわからない!まあ公式設定がないっていうのを聞いたけどさ!
とりあえずうちの女子高生マスターはツンデレです。ドツンデレです。だって兄が大好きなんだもの。その上オタクです。萌えのために生きてます。
今度購入した時の話とか、家の話とかも書きたい、ぜ。
財布の中身を見て、少女は絶望した。財布の中身は10円玉3枚と1円玉4枚、そして大量のレシートである。ちなみに紙幣は1枚もない。少女は大きなため息をついた。
それもこれもみんなあのアイスバカのせいだ、と少女はレシートの1枚を見る。
「ダッツ、ダッツ、ダッツ、ダッツ、ダッツ……」
少女の言うようにレシートに記されているのは様々な種類のハーゲンダッツである。少女はここ1ヶ月でハーゲンダッツがこんなにもあるのか、と知りたくもなかったのに知ってしまった。別に知っても得にならない。知ったら知ったであのアイスバカは「こんな種類があるんですか?!」と期待の眼差しで自分を見て、しかも買わせようとするのだろう。本当にあのアイスバカ、と少女は小さく呟く。
「ねえ、今日一緒に帰らない? 31アイスで新作出たんだって!」
少女の悲しい背中に、同級生の女子生徒からの明るい声がかかる。31アイス、という言葉に少女の肩がびくりと震えた。
「……い、いや、その…き、金欠で…」
少女はその心の中を出さないように、控えめに言った。
「なんか最近ノリ悪いねぇー? どうしたのよ」
「いや、本当にお金なくてね…あ、あははは」
誰が家にやってきたアイスバカのために毎日のようにダッツを買って与えてる、なんて言えるだろうか。彼女の学校におけるポジションは、本来の彼女の姿とはかけ離れているものなのだ。
「ふーん…じゃ、新作の味報告してあげる!」
同級生の女子生徒たちはにこにこと笑いながら教室を出てゆく。少女は同級生たちに手を振り、鞄の中に財布を入れる。また少女は小さくため息をついた。
「マスター! おかえりな」
「黙れっ!!!」
少女は部屋に入った瞬間に迎えを言う声に対して怒鳴った。そして、部屋の扉から廊下を右、左、また右を見て扉を勢いよく閉めた。
「お帰りなさいませ、マスター!」
「静かにしてた? 黙ってた? 静かにしてた? 黙ってた?」
少女は目の前にいるボーカロイド、KAITOに顔をどんどんと近づけて上から睨むように見た。KAITOはその少女の行動に一歩引き気味だったが、きちんと返事はした。
「はい、し、静かにしました。だ、黙ってました」
「勝手にダッツ食べてない?」
「………は」
「嘘付け!!!」
間の開いたその返事に、少女はKAITOを怒鳴りつけた。怒鳴られた本人は「うっ」と息を詰まらせて、わずかに視線をそらした。この野郎……と少女は危うくKAITOの首を締めたい衝動に駆られたが、ぐっと堪えた。
「何食べたの? ダッツ? それともレディーボーデン? まさか…」
「が、ガリガリ君を……」
そのKAITOの言葉を聞いた少女の血管の何本かがぶちぶちぶちんと激しく切れそうな音がした。そして、少女はとうとう限界が来てKAITOの首を締めた。
「まぅっ、ますっ…?!」
「ふっざけんなテメェェェェ!!!! あたしのガリガリ君まで食ってんじゃねぇよぉぉぉぉぉ!!!!」
「が、ちょ、まっ?!」
そして、少女はKAITOの首を放して肩で息をした。解放されたKAITOも床に膝と手をついてぜいぜいと荒く呼吸をする。
「ま、すたー…いき、なり、首締め…は……」
「うっさいわ!! あんたマジいい加減にしなさいよ! 買いだめしたアイスならまだしも…!!」
「だって、クリームも良いけど、ソーダも食べたいなって……」
上目遣いでKAITOは少女を見る。その目にはわずかに涙が浮かんでいてうるうると揺れている。少女は目を大きく見開き、頬を赤く染めた。
「なっ…?!」
少女は思った。
―――なんて萌える姿なんだ!
「……KAITO」
少女が名を呼ぶと、KAITOは少女の方を見つめる。
「ガリガリ君はあんたの歌声で返してもらうわよ」
「マスター…」
「はい! ほら、れっす」
がちゃ、と扉が開く音がした。
「ほらー、夜ご飯…よ?」
部屋に入った少女の母は、少女の奇怪な姿に動きを止めた。パソコンの前で何故かYの字バランスを取っている我が子を見て母親はパチパチと瞬きをしている。
「……あんた、何やってんの?」
「ええええ?! いや、その、アレだよ! た、体操しないと体が鈍っちゃうでしょ?!」
「そう、ね」
じゃあ早く食べなさいよ、と母親は言って部屋を出た。そして少女は床に足をつき、机の下を見る。
「…ばれてないわよね……」
「大丈夫、だと、思います…」
「…死ぬかと思ったぁぁぁ…!!!!」
ため息を吐き出すように、少女は言った。KAITOも安心したような顔をしている。
少女の家でのポジションもまた、本来の彼女の姿とかけ離れているものなのだ。
「とりあえず、ご飯の後! それまで静かに待機! 出来る?!」
少女がKAITOを指さし言う。KAITOはこくこくと頷いた。それをみて、少女は満足そうな顔をする。
「じゃ、待っててね!」
部屋を出て行く少女をKAITOは手を振って見送った。
「いってらっしゃいませ、マスター」
(アイスはガリガリ君が良いです、マスター)(……後で覚えとけよ?)
:兄さんのキャラがわからない!:
本当にわからない!まあ公式設定がないっていうのを聞いたけどさ!
とりあえずうちの女子高生マスターはツンデレです。ドツンデレです。だって兄が大好きなんだもの。その上オタクです。萌えのために生きてます。
今度購入した時の話とか、家の話とかも書きたい、ぜ。
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