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そんなわけで久しぶりにエル王でも書こうかな。
いや、かーびぃのおかげで擬人化熱じわじわ上がったからエル王書きたくなって、ね。
では。
いや、かーびぃのおかげで擬人化熱じわじわ上がったからエル王書きたくなって、ね。
では。
「エル!!!!」
怒鳴られた。エルは顔を上げて、王を見た。声と同じように怒りの表情を露わにしている王がいる。
「何ですか、王さん?」
「ふざけてないで、これをどうにかしなさい」
どん、と大きな音を立てて王はエルの机にプリントを3枚ほど置いた。「何かわかりますか?」穏やかなはずの王の声は、エルに恐怖を与えるのには十分すぎるほどだった。
「……わかりません」
「そうですか」
そう言った瞬間、机がまた大きな音を立てた。王の掌がエルに威圧を与えた音だ。
「貴方のテストです」
「ほうほう…」
エルは机に叩きつけられたプリントをめくる。点数は12点、15点、24点だった。
「ほ、ほう…ほう……」
「悪いでしょう?」
悪いですね、としかいえないエルは王の言葉に頷く。
「その責任を、私に押し付けられたのですよ」
「何でお前が?」
「何故?」微笑む王。「私が知りたいですよ、そんなの」
「…誰に言われたんだ?」
そう言いながらも、王が従うのは教師しかいないことをエルは知っていた。そして、エルは王の顔を見る。
「誰に?先生ですよ。それぐらい貴方だってわかっているでしょう」
「はい。そうですね」
「そして私が何故か、このテストのやり直しを手伝わなければいけなくなったんです」
早く帰りたいのですが、と王は小さく呟いた。「体育で疲れたので早く休みたいんです」
「そりゃ疲れただろうな、お前張り切りすぎなんだよ」
ヌンチャクの授業をやる学校も学校だが、それに張り切る王も王だ。エルはそう思って、ため息をついた。
「無駄口叩く暇があるなら、さっさと片付けますよ」
プリントの点数を見るなり、王は眉を歪めた。あからさまなその表情の変化に、エルは「うっ」と小さく唸った。
「何ですか、これは」
「珍しくいい点数なんだよ、俺の中では」
「貴方のレベルの低さもわかりますね」
嫌味というかもはや侮辱だ。エルはそう思いながらも目の前にいる王に反論出来ずにいた。
「大体、足し算と引き算ができないってどう言う事ですか?」
「いや、凡ミスだよ。ほら、こことか計算間違い」
「愚かなミスですね」
「…そうですね」
エルもそろそろ帰りたくなっていた。が、王の講座からは逃れることができないことをひしひしと感じていた。
「えもんですら、もうちょっとまともな点数取りますよ」
「って言われても」
「ニョでももうちょっとできます」
「そんな言われても」
「第一、全部埋めていてもこんなに点が取れないなんて、奇跡に近いですよ」
「はあ…」
ぺらぺらと論理的なことを言う王は手も止めないでプリントに解答例を書いていた。「何で両立できるんだ」とエルは蚊の鳴くような小さな声でぼやいた。
「修行の結果です」
そして、蚊の音も聞き逃さない王はキッパリとそう言った。耳が痛い、とエルはため息をつく。
「できましたよ、解答例」
「…あれ、この赤文字の問題って何?」
「宿題です」
お前は教師か!とエルは叫びそうになったが、目の前の王の顔を見ていると言えなくなった。もしここで叫んだら、冷静な淡々とした声で3倍返しにされるだろう。いや、3倍ではなく5倍か。
「ともかく、明日までにやってきてくださいね」
にこりと最高の笑みを浮べて王は言った。「私は、貴方がやれば出来る人だって知ってますから」
「…お前は…」
人の使い方をよく知っている。その笑顔はあまりにも可愛すぎる、とエルは鼓動を高鳴らせながら、頷いた。
・・・あれ、エル王じゃねえorz
主導権は王にありますが、攻めはエルです。・・・あれ?←
怒鳴られた。エルは顔を上げて、王を見た。声と同じように怒りの表情を露わにしている王がいる。
「何ですか、王さん?」
「ふざけてないで、これをどうにかしなさい」
どん、と大きな音を立てて王はエルの机にプリントを3枚ほど置いた。「何かわかりますか?」穏やかなはずの王の声は、エルに恐怖を与えるのには十分すぎるほどだった。
「……わかりません」
「そうですか」
そう言った瞬間、机がまた大きな音を立てた。王の掌がエルに威圧を与えた音だ。
「貴方のテストです」
「ほうほう…」
エルは机に叩きつけられたプリントをめくる。点数は12点、15点、24点だった。
「ほ、ほう…ほう……」
「悪いでしょう?」
悪いですね、としかいえないエルは王の言葉に頷く。
「その責任を、私に押し付けられたのですよ」
「何でお前が?」
「何故?」微笑む王。「私が知りたいですよ、そんなの」
「…誰に言われたんだ?」
そう言いながらも、王が従うのは教師しかいないことをエルは知っていた。そして、エルは王の顔を見る。
「誰に?先生ですよ。それぐらい貴方だってわかっているでしょう」
「はい。そうですね」
「そして私が何故か、このテストのやり直しを手伝わなければいけなくなったんです」
早く帰りたいのですが、と王は小さく呟いた。「体育で疲れたので早く休みたいんです」
「そりゃ疲れただろうな、お前張り切りすぎなんだよ」
ヌンチャクの授業をやる学校も学校だが、それに張り切る王も王だ。エルはそう思って、ため息をついた。
「無駄口叩く暇があるなら、さっさと片付けますよ」
プリントの点数を見るなり、王は眉を歪めた。あからさまなその表情の変化に、エルは「うっ」と小さく唸った。
「何ですか、これは」
「珍しくいい点数なんだよ、俺の中では」
「貴方のレベルの低さもわかりますね」
嫌味というかもはや侮辱だ。エルはそう思いながらも目の前にいる王に反論出来ずにいた。
「大体、足し算と引き算ができないってどう言う事ですか?」
「いや、凡ミスだよ。ほら、こことか計算間違い」
「愚かなミスですね」
「…そうですね」
エルもそろそろ帰りたくなっていた。が、王の講座からは逃れることができないことをひしひしと感じていた。
「えもんですら、もうちょっとまともな点数取りますよ」
「って言われても」
「ニョでももうちょっとできます」
「そんな言われても」
「第一、全部埋めていてもこんなに点が取れないなんて、奇跡に近いですよ」
「はあ…」
ぺらぺらと論理的なことを言う王は手も止めないでプリントに解答例を書いていた。「何で両立できるんだ」とエルは蚊の鳴くような小さな声でぼやいた。
「修行の結果です」
そして、蚊の音も聞き逃さない王はキッパリとそう言った。耳が痛い、とエルはため息をつく。
「できましたよ、解答例」
「…あれ、この赤文字の問題って何?」
「宿題です」
お前は教師か!とエルは叫びそうになったが、目の前の王の顔を見ていると言えなくなった。もしここで叫んだら、冷静な淡々とした声で3倍返しにされるだろう。いや、3倍ではなく5倍か。
「ともかく、明日までにやってきてくださいね」
にこりと最高の笑みを浮べて王は言った。「私は、貴方がやれば出来る人だって知ってますから」
「…お前は…」
人の使い方をよく知っている。その笑顔はあまりにも可愛すぎる、とエルは鼓動を高鳴らせながら、頷いた。
・・・あれ、エル王じゃねえorz
主導権は王にありますが、攻めはエルです。・・・あれ?←
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いやっほい☆
かあびい借りてよかったよ!個人的にそっちでも話書きたい、ぜ←
でもどんどん自分の書くエルがヘタレ化してる…っていうかヘタレでMになってるorz
そして王もツンデレっていうか何ていうか…うーぬ、ツンデレむずかしい!
今後ものろのろと機械獣も更新するよー(^ω^)ノシ
でもどんどん自分の書くエルがヘタレ化してる…っていうかヘタレでMになってるorz
そして王もツンデレっていうか何ていうか…うーぬ、ツンデレむずかしい!
今後ものろのろと機械獣も更新するよー(^ω^)ノシ