私が声を上げたら
あなたは返事をくれるかしら
私が問いかけをしたら
あなたは答えてくれるかしら

私の言葉には意味があるの？
その問いかけに誰も答えをくれない
教えないのが優しさと言うなら
答えないのは傷つけることなの

私が声を上げても
あなたは返事をくれない
私が問いかけをしても
あなたは答えてくれない

そんな言葉のやりとりに意味があるの？
その問いかけにあなたが答えてくれない
無言でいることが優しさなら
その微笑みはきっと罪


いっそ私の名前なんて呼ばないで
あなたはあなたの世界で笑えばいい



答えてくれない
あなたなんて

呼ばれもしない
名前なんて

平凡に生きる中で
私は苦しくなる
悲しみに溺れて
今すぐに羽ばたきたくなる

何時かは私も死ぬ
何時かは誰もが死ぬ
いつかはみんなが死ぬ
死ぬ為に私は生きている

普通を求める中で
私は苦しくなる
悲しみに狂って
今すぐに飛び降りたくなる

何時かは皆が死ぬ
明日は誰かが死ぬ
今日も誰かが死ぬ
それから私が死ぬ

きっとみんな死ぬ為に生きている
私は今を生きている
いつかはきっとみんなが………


決まった運命だとしても
それを受け入れなければ
私は今を生きてゆけない
それを理解して私は生きる

それから、
私は結局生き続ける

まるで嵐のように
その日々は激しく
そして一瞬だった

僕の心を荒らして
君の心を揺らして
一瞬で消え去った

今になり思い出し
僕は小さく笑った
君をまた思い出す

青い春の中の僕ら
きっと今を知らず
必死に生き続けた



「今、僕が思うのは」


「ただ君が生きていればと」


「一瞬過ぎるその日々は」


「一体君と僕に何を与えたのだろう」

青春ってなんだよ！
（その叫びは波の音に消える）


もう一年経つのに
（時の流れは早いもの）
俺、何してたんだろう……
（きっと普通に過ごしてた）
夏も終わっちまう……
（まずい、宿題忘れてた）
部活ばっかりしてたよ
（数学全然してない）
あれ、俺遊んだっけ？
（家でゲームはしてた）
時の流れって早いな
（夏の時間は魔法みたい）
海ってきれいだな……
（来るなら彼女と来てみたかった）
あ、ひぐらし鳴いてる
（夏が終わってしまう）
この夏、何したっけ……？
（やっとあのゲームクリアした）
また明日も部活か……
（何で男ばっかの部活入ったんだろ）


青春ってなんだよ！
（その叫びは波に消える）

きれいごと言ったって争いは消えないし
言い聞かせるだけでは憎しみは消えない

すぐ目の前にある現実を受け入れられないのに
どうして過去の罪を理解することができるだろうか


何故そこに争いがあるか
何故そこに憎しみがあるか
何故あってはならないか


そうじゃなくて


必要ないんだって
持たなくてもいいって

そうじゃないのかな



なんて知らない人間が言ってみる