悲しい悲しい愛のハナシ


愛を持つ少女と
愛を探す少年は
青い空の下で
出会いました

彼女は微笑み
彼も笑って
世界に優しく
色が付きました


愛を持つ少女は
人々に愛を与え
愛を探す少年は
人々の愛を奪い

ゼロとイチの
繰り返しでした


少女は少年の愛に気づき
少年は少女の愛に気づかず
ゼロとイチの
繰り返しでした

いつまでも愛は
ゼロとイチ
少年はただ愛を求め
少女はただ愛を与え

少年はそっと
少女の体を包み
少女はそっと
少年の体で眠り

それから

「ごめん、」
「ありがとう」

「いいのよ、」
「ごめんなさい」

「さようなら」
「さようなら」

「愛を」
「教えてくれて」
「ありがとう」


悲しい悲しい愛のハナシ

望みなんて
無駄！無駄！無駄！

あたしの世界は
終わりを告げる！

単純作業の繰り返し
歩き出すのは灰の道
壊れたおもちゃを捨てて
あたしは叫ぶ
「滅べ世界！」

友情なんて
一瞬じゃない！

あんたの世界は
壊れてるわよ！

信じていた愛も
色を失うばかりなの
あたしはあんたに
教える呪文
「滅べ世界！」

空虚な日々に
終わりを告げろ！

あんたとあたしは
ゼロ！ゼロ！ゼロ！

世界丸ごと灰の道
崩壊告げる鐘の音
あんたが流す青涙
あたしが叫ぶ赤愛

今すぐ崩れるこの世界
あたしとあんたの関係も
すべてを無くす最後の呪文
今こそみんなで、
「滅べ世界！」

夢を見ると
あなたは笑っていて

朝目覚めると
あなたはもういない


遠い空の先で
白い月を見ていて
あなたは私を
考えていますか？

暗闇に浮かぶ
薄黄色の月を見つめ
私はあなたを
思い続けています。


どうかお願い
空へ連れてって
満ちる月に触れたいの
あなたに会いたいの

どうかお願い
夜に運んで
満ちる月を見て
あなたに会いたいの

夢を見ると
私は笑っていて

目覚めると
私は泣いているのです

愛を頂戴

泣けるぐらいの愛を
苦しみを忘れるぐらいの愛を

愛を頂戴

何もかも忘れたい
人生やり直したい
もう消えたくなる

愛を頂戴

あたしが生きてもいいって思える

愛を頂戴

それか一掃のこと
あたしの心を奪って
あたしを消して
あたしを忘れて

できないなら

あたしに

愛を頂戴

溢れんばかりの

愛を

愛を

大人になんてなれるはずないじゃない

勘違いしてしまいそう



みんな 私が好きなはずない
私みたいな人間、好きになる人がいるはずない

だって、私が私を好きになれていないから


私が友達って思っていても
相手がそうじゃないと思っていたら

怖い


携帯のメモリとか送信履歴とか受信履歴見てると泣きたくなる
友達が多い訳じゃない
一人が怖いだけなんだ
一人でいたくないだけなんだ
メモリは想像以上に数字があるくせに
履歴は正直に言ってる


ごめんなさい
私は人を信じていない
私は友達の気持ちを、踏みにじった


けれど
私の本音なんだ
怖いんだ


私は友達ですか？