引いたらまた白色
これで何度目のくじ引きだろうか

引いたらまた白色
これで何度目のくじ引きだろうか

君の心はまた白色
これで何度目の告白なのだろうか

君の心はまた白色
これで何度目の愛の誓いだろうか

ハズレくじ引いた
君が振り向かない度にそう思う
ハズレくじ引いた
君を見つめる度いつもそう思う
なのに君は

君の心はまた白色
これで何度目の愛の誓いだろうか
引いたらまた白色
これで何度目のくじ引きだろうか

時に君と出会ったことを後悔したくなる
白色ばかりの君の心は悲しい色に見える
なら君が僕に出会って
君がもしも後悔したことが無かったなら

君の心に初の赤色
何万分いや何億分の一の愛

君の笑顔が僕の大当たり

眠れないのは貴方のせい

いつも暗闇の中で
貴方の声が聞こえるの
ひとりになる私を
ひとりにさせてはくれないの？

夜の眠りに就くその前に
貴方の声が聞こえるの
「好き」と言う囁きで
私を殺してしまおうとしているの？

眠れないのは貴方のせい

貴方を見つめる度に
貴方を求める度に
貴方を愛する度に
貴方に恋する度に


憂鬱な夢

貴方の声がする

憂鬱な夢

もう眠ることはできない



眠れないのは貴方のせい

あなたが「遠い」と感じてしまった

ああ、昔から私たちには距離なんて「数値」で表せるものはないのにね
「遠い」だとか「近い」だとか単純な距離はないのに
私が勘違いしていたみたいね
距離なんてないけれど、それはどう「表現」することも出来ない
わかっているけれど、納得できない
知っていても、理解できない

私は「遠い」と勘違いしてしまった

私たちに距離はない
私たちに障壁はない
あるのは、拒絶の「感情」
あるのは、納得できない「現実」
あるのは、理解しようとしない「理想」


あなたが「遠い」と感じてしまった
私は「遠い」と勘違いしてしまった

それならいっそのこと
「出会わなければよかった」
あなたが囁いてくれたなら
「関わらなければよかった」
私が呟いていたなら


あなたが「遠い」と感じてしまった
私は「遠い」と勘違いしてしまった

何も知らない
俺は何も知らない

何も知らない
私は何も知らない

互いに触れあおうとして
互いに距離を置きたくて

俺は何も知らない

私は何も知らない


それでも
この距離を保ちたい

それでも
この関係を保ちたい


俺は何も知らない

私は何も知らない


触れたこともない
その手は
いつ 重なるのだろう

小さな願いを込めて生まれてきた
ささやかな思いを込めて生まれてきた
君はきっと
願いを叶えるために生まれたのだろう
思いを伝えるために生まれたのだろう

小さな願いを込めて
ささやかな思いを込めて

まだまだ世界を知らない見知らぬ君
きっと君はこの世界を見て泣くだろう

全てが新鮮で
全てが輝いて
きっと君は出会えた喜びで泣くだろう
残酷な真実を
残酷な現実を
きっと君は知ってしまい苦しみで泣くだろう

けれど
全てが残酷でも新鮮でもない
君はこれから知るだろう
君はこれから学ぶだろう

まだ世界を知らない見知らぬ君
どうかこの世界と向き合って
どうかこの世界を愛して
君は君として生きてほしい

まだ世界を知らない見知らぬ君へ

僕の大切な見知らぬ君へ