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忘れたいことほど、忘れられないのは何故でしょうか?
私なんかはどうでもいいタイミングで思い出して、泣き出したくなります。
不意に、授業中に思い出したり、風呂に入ってるときとか、友達と話してるときとか、テレビ見てるときとか。
それで、自分が嫌になってああ、もう!!ってなって頭ガンガン殴りたくなって。
嫌なこととか、忘れたい事が忘れられない。
私みたいな思い出し方なら、まだいいだろうけど、それがもし人を見るたびに思い出したりしたら。
そんなの、私には耐えられない。
私なんかはどうでもいいタイミングで思い出して、泣き出したくなります。
不意に、授業中に思い出したり、風呂に入ってるときとか、友達と話してるときとか、テレビ見てるときとか。
それで、自分が嫌になってああ、もう!!ってなって頭ガンガン殴りたくなって。
嫌なこととか、忘れたい事が忘れられない。
私みたいな思い出し方なら、まだいいだろうけど、それがもし人を見るたびに思い出したりしたら。
そんなの、私には耐えられない。
忘れて、忘れてよ。私の事を見て。
「・・・好き、だよ。」
私が言って、彼が優しく私を抱きしめた。彼は私の耳元で「知ってる」と優しく言ってくれた。
「ねえ、大好き」
「うん」
「好き。」
「うん」
「大好きなの」
「うん」
1つ相槌をするたびに、彼の力が強くなる。ぎゅっと、私の胸と彼の胸が接近した。彼の体温が近くて、心臓の音がバクバクと響く。
「大好き、大好き、大好きなの」
私が言うと、また彼が「うん」と相槌を打ってくれた。わかってるよ、なんて優しい声で言ってくれた。
違うんでしょう?私じゃないんでしょう?私じゃないんでしょう!!!!
どん、と私は彼を突き放した。彼が、一瞬驚いたような顔をした。
「・・・どうしたの」
僅かに笑って、彼が言った。私は強く首を振った。
「違うんでしょう?私じゃ・・・ないんでしょう・・・」
「・・・何が?」
本当は知ってるくせに、と私は彼に言った。それでも彼は、優しい笑顔のままだった。
「何が、違うの。」
「本当は、私よりも・・・あの人が好きって言いたいんでしょう?!」
「・・・」
ただ、私を見つめて彼は無言になった。
「違うよ」
そして、数秒の沈黙の後に、彼がそう言った。なんて優しい人なの。
「私の事が、好きじゃないんでしょ」
「そんな事ない」
「じゃあ、私じゃない!!!私を通してみるあの人なんでしょう!!!!」
私が怒鳴ると、彼は何も言わなかった。彼が私に近付く。
「・・・」
「あの人のこと、好きならそういえばいいじゃない!!何で私に纏わりつくの!!!」
私の中に、彼がいる。彼が私を支配する。彼が私の世界になる。彼が、私の、
「私のことじゃないんでしょう!!!私じゃなくて、あの人!!!あの人が好きなんでしょう!!!!」
「・・・」
彼は知っている。
私を容易く傷つける方法を。私を一瞬で捨てる方法を。けれど、彼は優しい人。
彼は私の前に立ち、また優しく抱きしめた。
「・・・」
彼は一度も私に「好き」と言ったことなんて無い。
「・・・」
彼は一度も私に「愛してる」と言ったことは無い。
「・・・」
彼は一度も私に「大好き」と言ったことなど無い。
「・・・」
そして、胸と胸が重なって、心臓が心臓が1つになるほど近付いた。いっそ、1つにくっついてしまったら、なんて考えた。
「・・・」
彼の腕から力が失われた。私は彼の顔を見た。
彼は知っている。
「ごめん」
この言葉が、何より私を突き放すのに適切な言葉である事を。
彼は知らない。
「ごめん」
この言葉が、何より私の胸を深く抉る事を。
一生残る傷をつける事を。
この世に、記憶を全て消す装置があったなら。
「忘れたい」
この世に、愛情を全て消す装置があったなら。
「忘れたい」
「忘れたい、忘れたい、忘れたい忘れたい忘れたい」
「何であなたがいるの」
「何であなたが残っているの」
「何であなたを愛しているの」
「何であなたが大好きなの」
「忘れたい、忘れたい、忘れたい忘れたい忘れたい」
彼にそう言うと、彼は悲しげな顔をした。「うん」とまた優しく相槌を打ってくれる。
「俺のこと、全部忘れて」
「できない」
彼が今すぐにでも泣き出しそうな顔をしている。
「無責任な事を言わないでよ!!!忘れられないから、忘れたいのに・・・忘れたく・・・ない・・・」
ざあざあ。雨のように涙が落ちる。彼は、静かに目を閉じて、私の頭を優しく撫でた。
忘れて、忘れて。何度も呪文のように呟いた。
「ごめんね、ごめん、ごめん」
呪文のように、何度も何度も何度も何度も何度も。
「謝って済むことじゃないのに、君を傷つけて」
すっと、私の頭から暖かさが失われた。彼を見ると、微笑んでいた。
忘れられない、忘れられない、私を見ないで
感情の結末(忘れられないで)(胸に残って)(私をずっと苦しめる)
:あとがき:
イメージははちくろの真山と山田と野宮って感じ。わかりやすいなぁ。
なんか、忘れたいのに忘れられない。何で、こんな事を覚えているんだ、って泣きたくなる。
忘れて、忘れてしまったらどれほど楽だろうか。
たまにフラッシュバックする風景が苦しい。何で、私はこんな生き方しか出来ないのか?
それを何度も何度も繰り返して何度も何度もフラッシュバックして、何度も何度も何度も何度も。
結局、忘れられないまんまで生きていくんでしょう?なんて。
「・・・好き、だよ。」
私が言って、彼が優しく私を抱きしめた。彼は私の耳元で「知ってる」と優しく言ってくれた。
「ねえ、大好き」
「うん」
「好き。」
「うん」
「大好きなの」
「うん」
1つ相槌をするたびに、彼の力が強くなる。ぎゅっと、私の胸と彼の胸が接近した。彼の体温が近くて、心臓の音がバクバクと響く。
「大好き、大好き、大好きなの」
私が言うと、また彼が「うん」と相槌を打ってくれた。わかってるよ、なんて優しい声で言ってくれた。
違うんでしょう?私じゃないんでしょう?私じゃないんでしょう!!!!
どん、と私は彼を突き放した。彼が、一瞬驚いたような顔をした。
「・・・どうしたの」
僅かに笑って、彼が言った。私は強く首を振った。
「違うんでしょう?私じゃ・・・ないんでしょう・・・」
「・・・何が?」
本当は知ってるくせに、と私は彼に言った。それでも彼は、優しい笑顔のままだった。
「何が、違うの。」
「本当は、私よりも・・・あの人が好きって言いたいんでしょう?!」
「・・・」
ただ、私を見つめて彼は無言になった。
「違うよ」
そして、数秒の沈黙の後に、彼がそう言った。なんて優しい人なの。
「私の事が、好きじゃないんでしょ」
「そんな事ない」
「じゃあ、私じゃない!!!私を通してみるあの人なんでしょう!!!!」
私が怒鳴ると、彼は何も言わなかった。彼が私に近付く。
「・・・」
「あの人のこと、好きならそういえばいいじゃない!!何で私に纏わりつくの!!!」
私の中に、彼がいる。彼が私を支配する。彼が私の世界になる。彼が、私の、
「私のことじゃないんでしょう!!!私じゃなくて、あの人!!!あの人が好きなんでしょう!!!!」
「・・・」
彼は知っている。
私を容易く傷つける方法を。私を一瞬で捨てる方法を。けれど、彼は優しい人。
彼は私の前に立ち、また優しく抱きしめた。
「・・・」
彼は一度も私に「好き」と言ったことなんて無い。
「・・・」
彼は一度も私に「愛してる」と言ったことは無い。
「・・・」
彼は一度も私に「大好き」と言ったことなど無い。
「・・・」
そして、胸と胸が重なって、心臓が心臓が1つになるほど近付いた。いっそ、1つにくっついてしまったら、なんて考えた。
「・・・」
彼の腕から力が失われた。私は彼の顔を見た。
彼は知っている。
「ごめん」
この言葉が、何より私を突き放すのに適切な言葉である事を。
彼は知らない。
「ごめん」
この言葉が、何より私の胸を深く抉る事を。
一生残る傷をつける事を。
この世に、記憶を全て消す装置があったなら。
「忘れたい」
この世に、愛情を全て消す装置があったなら。
「忘れたい」
「忘れたい、忘れたい、忘れたい忘れたい忘れたい」
「何であなたがいるの」
「何であなたが残っているの」
「何であなたを愛しているの」
「何であなたが大好きなの」
「忘れたい、忘れたい、忘れたい忘れたい忘れたい」
彼にそう言うと、彼は悲しげな顔をした。「うん」とまた優しく相槌を打ってくれる。
「俺のこと、全部忘れて」
「できない」
彼が今すぐにでも泣き出しそうな顔をしている。
「無責任な事を言わないでよ!!!忘れられないから、忘れたいのに・・・忘れたく・・・ない・・・」
ざあざあ。雨のように涙が落ちる。彼は、静かに目を閉じて、私の頭を優しく撫でた。
忘れて、忘れて。何度も呪文のように呟いた。
「ごめんね、ごめん、ごめん」
呪文のように、何度も何度も何度も何度も何度も。
「謝って済むことじゃないのに、君を傷つけて」
すっと、私の頭から暖かさが失われた。彼を見ると、微笑んでいた。
忘れられない、忘れられない、私を見ないで
感情の結末(忘れられないで)(胸に残って)(私をずっと苦しめる)
:あとがき:
イメージははちくろの真山と山田と野宮って感じ。わかりやすいなぁ。
なんか、忘れたいのに忘れられない。何で、こんな事を覚えているんだ、って泣きたくなる。
忘れて、忘れてしまったらどれほど楽だろうか。
たまにフラッシュバックする風景が苦しい。何で、私はこんな生き方しか出来ないのか?
それを何度も何度も繰り返して何度も何度もフラッシュバックして、何度も何度も何度も何度も。
結局、忘れられないまんまで生きていくんでしょう?なんて。
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